このブログ記事はエアコンクリーニングをご検討のお客様へ、知っていただきたいエアコンクリーニングの知識をご紹介いたします。
エアコンのグレードは大きく分けて4種類あることをご存知でしょうか?
簡易分解・通常分解・完全分解・オーバーホール(お持ち帰りクリーニング)です。
以下、簡易分解から順にご説明いたします。
一般的にエアコンクリーニングと宣伝されているものは化粧カバーを外して養生して高圧洗浄を行う簡易な分解です。
下画像はカバーを取る前のエアコンです。
下の画像はカバーを取った後のエアコンです
大手家電量販店、清掃業界大手D社含む業界のほとんどが、この仕様です。汚れの除去率60%。
しかも、この仕様で値段は高いという・・・自分なら頼まないかぁと思います。
なぜなら、この仕様では皆さんが気にしているカビ汚れは60%くらいしかとれません。
そこで下画像のようにアルミフィンの下にある結露受け皿(ドレンパン)を外します。
この状態で洗浄すると、汚れの除去率70%です。
エアコンの構造と工夫次第で85~90%くらいまでもっていける場合もありますが、アルミフィンを浮かしたりずらしたり洗浄時間が30分以上だったりと普通の業者さんでは85~90%まではもっていけないので70%としています。
次に、完全分解とオーバーホール(お持ち帰りエアコンクリーニング)です。
汚れの除去率は、ほぼ100%に近いです。
下画像は、完全分解後に下から見上げた画像です。
機種によって完全分解後の姿は異なりますが、下画像の様な姿になります
完全分解するとアルミフィンの裏側から手前に洗剤打ちをすることが可能になります
壁にとりつけたまま分解できる部分を完全に分解するので完全分解クリーニングの方が価格と時間からお持ち帰りクリーニングよりも勝っています。
どうしても取外さなくてはいけない場合、和室の砂壁をどうしても濡らしたくない場合や、赤ちゃんがいて音の出る作業が出来ないという時は、取り外しクリーニングがおススメです。
フくフ合同会社では、研究の末に簡易分解・通常分解・完全分解・オーバーホールすべての作業に対応出来るようになりました。
掃除屋ではありますが、エアコンの構造を知っていますので、この様なマニアックなクリーニングが出来ます(苦笑)
それと、エアコンの汚水の事も触れておきます。
アルミフィンは冷房状態だと常に濡れる構造となっているので、濡れたスポンジが化粧カバー内に収まっているとイメージしてください。
洗濯物と同じで、しっかりと排水が透明になるまですすがないとすぐに臭いはでるでしょうし、カビ汚れにおいては倍に倍にと増えてしまいます。
綺麗になるまで洗浄すると、時間はどうしてもかかってしまいます。
作業の早さをウリにしている業者さんもあまりおススメできません。
洗剤については、従来の強アルカリ洗剤、エコ洗剤、電解水、コロイド洗剤、など色々とありますが、価格帯の安い業者さんは希釈倍率の高い従来の強アルカリ洗剤をもちいてクリーニングしているか、エコ洗剤とうたっていてもケチってほぼ水で洗っているかもしれません。
従来の強アルカリ洗剤も悪いとは言いませんが、アルミフィンを守るために、かなり大量にすすぐか、中和作業が必要になります。エコ洗剤がよしとされているのは素材に優しいからです。
エコ洗剤の欠点は、除菌効果が従来の洗剤よりもないのと欠点を補うために濃く使わなければならないことと洗剤打ち後に漬け置きをしないとその効力を発揮しきれません。
また、エコ洗剤でのクリーニングはエコ洗剤の欠点でも長所でもある洗浄力がよわい事をより補うのにエコ洗剤は高圧洗浄機械で打ち込まないと満遍なく行きわたりません。
臭いの雑菌をやっつけるのに行きわたらせることが必要です。
洗浄機械も、蓄圧式の噴霧器から・電池式の噴霧器・動力噴霧器(一般に高圧洗浄と呼ばれているもの)・マジものの高圧洗浄機などがあります。
圧が強すぎてもアルミフィンを変化させてしまいますし、弱すぎてもアルミフィンを貫通させるだけの能力はありません。
ちょうど良い圧力が出て、アルミフィンの打ち抜き効果のある動力噴霧器がエアコンクリーニングでは最適です。
エアコンは上から見ると、逆V字になっています。
正面しか洗浄していない業者が多いです。
お客様の目線が、この様な場所から見学されているので、正面しか洗っていなくてもバレにくいからでしょう。
空室清掃の作業風景なので、ロフト用の梯子が邪魔ですが(笑)
エアコンクリーニングといっても、十社あってやり方は全然違います。
エアコンクリーニングの仕様もピンからキリまでです。
どの仕様を選ぶかはお客様の状況次第だと思います。
例えば、赤ちゃんが生まれるから、完全分解でエアコンクリーニングをしてほしい。
7~8年経つから完全分解エアコンクリーニングをしてほしい。
去年が完全だから今年は通常分解でいい。
簡易分解で安く時間も早くクリーニングしたい。などです。
内容が伴わないのに高い、または安すぎる業者には注意が必要です。
全ての業者さまがそうではありませんが、安いものは安いなりの作業が相対的に多いからです。
長い長いブログでしたが、ご覧いただきありがとうございます。
お客様のエアコンクリーニングの業者選びのお役に立てれば嬉しいです!
エアコンクリーニングをご検討の際は、弊社も候補に入れてくれると、なお、嬉しいです(笑)
ブログをご覧いただき、ありがとうございました。